営業マンイチオシ現場紹介Vol.24-埼玉県さいたま市南区堤外地先-
荒川第一調節池は、荒川中流部において洪水調節や利水補給といった重要な役割を担う施設です。令和元年台風19号に伴う洪水では、越流堤を越えた洪水が流入堤を通って調節池に流入し、約3,500万㎥の洪水を調節池内に貯留しました。その結果、荒川下流域の洪水被害防止に大きく貢献しました。この際、流入堤の被覆工(アスファルトフェーシング)が、流水による揚圧力によって破損する被害が発生しました。高流速に耐えられること、揚圧力を受けにくい構造がポイントとなり、粘り強い海岸堤防の被覆工として使用されているコーストJF-Ⅳ型が採用されました。復旧工法として要求される性能を満足することについては、設計段階で水理模型実験によって確認されています。
■事業主体:国土交通省関東地方整備局荒川上流河川事務所
■工事名:R1荒川調節池流入堤災害復旧(その1・2)工事
■製品:コーストJF IV型
■数量:約5,100個(約11,000㎡)