営業マンイチオシ現場紹介Vol.25-インドネシア共和国 パティンバン新港-

インドネシアでは経済成長に伴いコンテナの取り扱い量が急増しています。首都圏唯一の国際港であるタンジュンプリオク港では、数年以内にコンテナの取り扱い可能量の上限に達する状況であることや、周辺道路を含めた物流機能の低下が課題として挙げられていました。

物流機能の強化とインドネシアの更なる経済成長を目的として、ジャカルタ東部約120kmの西ジャワ州に日本政府のODAを活用してパティンバン新港が建設され、本邦企業が港湾運営にも参画しています。

本港の外郭施設となる傾斜式防波堤(総延長L=約1.9km)にラクナ・IV 2tが採用され、2021年11月に完成しました。本プロジェクトでは水理模型実験による防波堤の安全性の確認や、高品質な型枠の供給、スーパーバイザーによるブロック製作・据付指導など、安全性の高い防波堤構築のための技術支援を行いました。今後も本邦技術を活かし、海外市場への質の高いインフラ輸出に貢献したいと考えております。

 

■事業主体:インドネシア共和国 運輸省 海運総局
■工事名:パティンバン新港開発事業フェーズ1のうち「パッケージ2外周護岸/防波堤築造及び外港航路浚渫工事」(JICA ODA円借款事業)
■製品:ラクナ・IV 2t(海外仕様)
■数量:約21,000個

 

 

 

ブロック製作時の状況

 

模型による据付指導状況