東京都神津島三浦漁港

東京都神津島三浦漁港は島の東部に位置し、大型の定期貨客船が接岸できる特定目的岸壁を備えた漁港です。伊豆諸島北部・大島海区唯一の4種漁港として、沿岸漁業の拠点港・避難港の役割を担っています。

 

岸壁前面の泊地には、漁港背後地の山から土砂が流入していました。そこで泊地への土砂の流入と堆積を防ぎ、往来する船舶の安全性を保つために、防砂潜堤が設置されました。

 

 

防砂潜堤に設置されたくぼみ型のラクナ・Ⅳは、一般的な消波ブロックと比べ粗度が大きく乱れを生じさせることが実験により確認されています。陸上からは見えませんが、防砂潜堤によって船舶の安全性が保たれています。

松下ら,消波ブロック形状の違いが流況特性に及ぼす影響に関する実験的研究
(土木学会論文集B2(海岸工学)Vo.73,2017)

 

 

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ラクナ・IV